医療脱毛が終わるまでの回数は何回必要なのでしょうか。
残念ながらクリニックでも〇回脱毛すれば終わると教えてもらうことはできません。
これは脱毛の進み具合いに個人差があることと、脱毛部位によっても進みが異なること、どこまで脱毛したいと考えているかなどによって変わってくるからです。
ここでは医療脱毛クリニックで脱毛したことがある女性800人(累計)に聞いた医療脱毛にかかった回数をもとに、医療脱毛にかかる目安回数を紹介します。
更にVIOや顔など部位ごとにかかった回数や、回数を重ねても効果が感じられなかった場合の対策もまとめました。
医療脱毛は5回では終わらない?経験者にアンケート調査!
実際に医療脱毛した際に何回で脱毛が終わったのかを調査し部位ごとにまとめました。
脱毛部位 | 効果がではじめた回数 | 脱毛終了までの回数 ※効果に満足して完了した回数のこと |
---|---|---|
全身脱毛 | 4回 | 6回 |
VIO | 3回 | 5~6回 |
顔 | 3回 | 6回 |
ワキ | 3回 | 6回 |
腕・足 | 3回 | 6回 |
お腹・背中・胸 | 3回 | 5回~5.5回 |
※全身の医療脱毛の経験者の意見を独自調査した結果
・クラウドソーシングによるアンケート調査
・2023年8月22日~2023年8月25日で調査
・腕または足の医療脱毛を行った人100人が回答対象
アンケートの結果を見ると、ほとんどの部位が6回程度で脱毛を終えることができたということがわかりました。
効果を感じはじめた回数も部位での違いはほとんどなく、3回程度という結果でした。
全身を平均すると効果が出始める回数が3~4回、脱毛終了までの回数は5~6回が平均回数となりました。
アンケート結果によると、医療脱毛5回の効果は以下の場合が多いことがわかっています。
医療脱毛5回の効果
- 医療脱毛5回では脱毛を終えるには回数が足りない
- 自己処理の頻度が減ってお手入れがラクになる
全身脱毛は6回以内に終えたという人が多く、5回では回数がやや足りない傾向が見られます。
VIO・脇・顔など部位ごとにチェック!医療脱毛の回数別の効果
VIO・顔、手足、脇それぞれの部位の必要回数や、アンケートでわかった回数ごとの効果について紹介します。
VIOの医療脱毛に必要な回数は5~6回以上
VIO脱毛を終えるまでにかかった回数はVライン、Iラインが6回、Oラインが5回となっており、これはアンケートの結果から算出した中央値です。
アンケート結果を更に詳しく見てみると回数は以下のようになっています。
脱毛部位 | 自己処理が楽になった回数 | 脱毛を終えた回数 |
---|---|---|
VIO | 3~4回 | 3~18回 |
6回で終わったという回答が多い中、脱毛を終えるまでに18回かかったという方もいました。
どの程度まで脱毛したいのかによっても回数は変わってきますが、VIO脱毛の場合、肌の黒ずみや痛みへの強さなどで照射の際の出力を強められなかった場合にも、回数が多く必要になることもあります。
Vラインはハイジニーナを目指さず薄くする程度にした人は5回程度で終了できたそうです。
※VIOの医療脱毛の経験者の意見を独自調査した結果
・クラウドソーシングによるアンケート調査
・2023年8月22日~2023年8月25日で調査
・腕または足の医療脱毛を行った人45人が回答対象
顔の医療脱毛は5~6回程度!10回以上必要になるパターンも
顔脱毛を終えるまでにかかった回数の多数派は5~6回でした。これはアンケートの結果から算出した中央値です。
実際のアンケートで出た回数は以下のようになっています。
脱毛部位 | 自己処理が楽になった回数 | 脱毛を終えた回数 |
---|---|---|
顔 | 3~5回 | 1~20回 |
顔は産毛が多い部位で、医療脱毛で使用する医療レーザーは産毛があまり得意ではありません。そのため満足いくまで20回もかかったという方もいました。
20回かかった人は1人のみでしたが、8回10人、10回9人と、比較的回数が多くかかった方も多く見られます。
ちなみに、顔の産毛には蓄熱式の脱毛機の方が反応しやすい傾向にあります。脱毛機を部位にあわせてセレクトすることでも回数を少なくすることに繋がります。
※顔の医療脱毛の経験者の意見を独自調査した結果
・クラウドソーシングによるアンケート調査
・2023年8月22日~2023年8月25日で調査
・腕または足の医療脱毛を行った人37人が回答対象
手足の医療脱毛回数は個人差あり!平均は5回
手や足を脱毛した人は全身脱毛を契約した人が多くいました。全体の35%の人が5回で手足の脱毛を終えています。
最も多い答えは5回でしたが、9回以上脱毛を繰り返した人も全体の1/4と多く、人により回数に差がありました。
アンケート結果を更に詳しく見てみると回数は以下のようになっています。
脱毛部位 | 自己処理が楽になった回数 | 脱毛を終えた回数 |
---|---|---|
手足 | 3~4回 | 6回 |
手足の脱毛は効果を実感できるのが比較的早い傾向にあり、3回以下で自己処理が楽になってきたと答えた人が37%いました。
手や足は範囲が広い上に人目につきやすい部位です。自己処理が楽になって良かった、という声もたくさん寄せられました。
手足の脱毛効果は人により差が大きく、3回程度で満足できた人がいる一方で15回・20回受けてようやく脱毛を終えた、という声もありました。
※腕または足の医療脱毛の経験者の意見を独自調査した結果
・クラウドソーシングによるアンケート調査
・2023年8月22日~2023年8月25日で調査
・腕または足の医療脱毛を行った人52人が回答対象
脇の医療脱毛は5~6回で終える人が半数!
脇脱毛を受けた回数を質問したところ。5~6回の脱毛で脇のお手入れを終えた人が全体の半数を占める結果となりました。
その反面、9回以上脱毛した人も多く一定数おり、脇脱毛を終わりにした回数は全体的にばらつきがありました。
脱毛部位 | 自己処理が楽になった回数 | 脱毛を終えた回数 |
---|---|---|
脇 | 3~5回 | 6回 |
おおよそ3~5回の脇脱毛で、自己処理の手間を軽減することができる人が多い傾向にあります。
※脇の医療脱毛の経験者の意見を独自調査した結果
・クラウドソーシングによるアンケート調査
・2023年8月22日~2023年8月25日で調査
・脇の医療脱毛を行った人84人が回答対象
医療脱毛1回では終わらない!完了までの回数と毛周期の関係
医療脱毛を1回行ったからといって脱毛が終わるわけではありません。
なぜ1回の照射で全ての毛を脱毛することができないのか、これは毛周期に関係があります。
毛周期は毛が生えて抜けるまでの成長期から退行期、休止期のサイクルのことでヘアサイクルとも呼ばれます。
医療レーザーを照射することができるのは成長期の毛のみです。
成長期に生えているのは全身の毛の20%程度なので、1回のレーザー照射でアプローチできる毛は最大でも全身脱毛の1/5です。
つまり全ての毛に照射するには最低でも5回の照射が必要になるので、1回で脱毛が終わるという事はないのです。
- 1~2回目は見た目の変化はわかりにくい
- 医療脱毛1~2回目では、はっきりした脱毛効果を感じられないという人も多く見られました。
めざましい脱毛効果をすぐにあげられるわけではないことがわかります。
人によっては、「毛が弱々しくなってきた」「ポロポロと毛が抜け落ちてきた」という変化を感じた人もいます。
医療レーザー脱毛機の種類によっても脱毛の経過は異なります。
熱破壊式の脱毛を受けた場合は、1回照射した後1~2週間程度で生えている毛がすんなり抜ける、といった効果を実感できることもあります。
- 3回~4回は徐々に変化が現れる程度
- 単純計算すると3回目では60%、4回目では80%の毛に照射を行えることになるため、まだ完全に効果を得られていない状態です。
実際に脱毛した人の傾向を見ると、3~4回の脱毛で効果を実感しはじめている人が多く見られます。
- 5~6回は自己処理が楽になり始める
- 5~6回と脱毛を重ねると徐々に効果が現れ、自己処理が楽になる人が多くなってきます。
照射範囲の毛の生え方が遅くなってきて、生え方がまばらになったと感じる人も少なくありません。
新しい毛が生えてきたけれど、前よりも細く薄い毛になっているというケースもあります。
部位により効果の現れ方が異なり、VIOなどは「Vラインは毛がなくなったけれどIラインはまだまだ」という人もいます。
- 8回~10回でもまだ満足できないこともある
- アンケート内容を見ると、中には10回でもまだ満足できていないという人いました。
例えば効果を実感しにくい顔の産毛までなくしたいと思っている場合は、太い毛よりも回数が多く必要になります。
また産毛以外の毛であっても、とことん脱毛したい!と考えている人は回数が多くかかります。
医療脱毛を複数回繰り返すことで永久脱毛に近づける!
永久脱毛とは、施術後長期にわたり毛の少ない肌をキープする脱毛です。
医療脱毛を繰り返し受け発毛組織を破壊できると、永久脱毛に近づけることができます。
医療脱毛は、肌に照射したレーザーが毛の黒い色に反応して生じた熱により発毛組織を破壊する仕組みで、 破壊された発毛組織からは新しい毛を作ることができません。
医療脱毛は体の組織を破壊する施術は医療行為とみなされ、医療脱毛クリニックや美容皮膚科などのクリニックでしかできません。
医療脱毛の回数はどうやって決める?コース選びのコツを紹介
ここでは医療脱毛の回数の決め方について知っておいた方がいいチェックポイントを紹介します。
回数プランは回数が多い方が割安
脱毛回数は1回、3回、5回、10回などがありますが、回数が多い方が1回あたりの価格は割安に設定されています。
例えばレジーナクリニックの全身脱毛(顔VIOを除く)プランで見てみると以下のようにかなりの違いがあります。
- 1回プランの場合86,100円
- 5回プランの場合215,250円(1回あたり41,580円)
クリニックによっては回数が増えても1回あたりの価格は変わらないというところもありますが、多くのクリニックでは回数が多くなるほど1回あたりの価格が割安になります。
また基本の脱毛プランの回数が5回より多く設定されているクリニックを選ぶのも一手です。
医療脱毛の回数が残ったら途中解約が可能
少し多めの回数で契約をしておいても、回数の途中でやめることができます。
余った分の料金は返金してもらう事も可能です。
ただし以下の3点はクリニックによって異なります。
- 途中解約ができるか
- 返金ができるか
- 返金の際にどのくらいの手数料がかかるか
クリニックによって途中解約自体ができないという場合もあります。
また解約ができても返金はできない場合や、返金はできるが解約手数料がかかる場合もあります。
多めの回数を契約して回数が余ったら途中解約しようと考えている場合は確認しておきましょう。
追加照射プランを活用
クリニックによっては追加照射プランを用意しているところがあります。
例えば5回コースを契約して回数を終了したのち、まだ回数を追加したい場合に、追加照射プランを使用すると、通常の1回よりも割安で回数の追加ができます。
追加照射プランがあるクリニック
クリニック | 全身脱毛(顔VIO無し) 料金 | 追加照射1回 料金 |
---|---|---|
レジーナクリニック | 5回 215,250円 | 47,355円 |
フレイアクリニック | 5回 198,000円※ | 40,700円 |
リゼクリニック | 5回 64,800円 | 39,800円 |
回数に迷っているならベーシックな5回プランで様子を見て、足りなければ追加するというのもひとつの手です。
また全身脱毛したからと言って、追加照射も全身である必要はありません。脱毛したりないワキだけ追加するなど部分的に追加していくことも可能です。
最小限の医療脱毛回数で効果を得るためのポイントは?
1回の脱毛施術で高い効果を得られると、脱毛に必要な回数を少なく抑えることができます。
医療脱毛を効率よく行うコツを解説します。
- 毛周期に沿って脱毛を受ける
- 紫外線対策と保湿ケアを入念に行う
- 毛質に合う脱毛機で脱毛を受ける
毛周期に沿って脱毛を受ける
毛周期に考慮してコンスタントに脱毛に通うことは、脱毛を効果的に行うコツの1つです。
毛周期は脱毛部位や個人、毛1本1本で異なるので、一概に〇日おきに通うのが正解とは断言できませんが、一般的な目安は約2ヶ月おきです。
新しく毛が生えそろったタイミングで施術を受けられると、施術回数を抑えることができます。
次回の脱毛施術までの期間は、クリニックの方針や医療レーザー脱毛機の種類によって違いがあります。
脱毛の通い方について知りたいことがある場合は、カウンセリングで質問しておきましょう。
紫外線対策と保湿ケアを入念に行う
医療脱毛を受ける際は、日焼け防止と肌の保湿を徹底しましょう。
脱毛で使う医療レーザーは黒い色に反応する特性があり、黒い毛だけではなく日焼け肌や色黒肌にも反応してしまう場合があります。
脱毛期間中は体を覆う服を着る・日焼け止めを使うなど紫外線対策に努めてください。また、乾燥した肌は外部刺激から肌を守る機能がダウンします。脱毛時に痛みや刺激を感じやすくなる・肌荒れなどを起こしがちになるというリスクが高くなります。
日焼け肌や色合いの濃い肌、乾燥して荒れた肌は脱毛を断られる場合もあります。照射ができても、いつもより出力を下げて施術を行うことになりかねません。
1回の脱毛施術を効果的に行うために、日ごろから紫外線対策をこころがけ、ローションなどを使用して肌のうるおいを保つようにしてください。
毛質に合う脱毛方法・脱毛機で施術を受けるクリニックが使用する医療レーザー脱毛機にはたくさんの機種があり、脱毛方法や医療レーザーがそれぞれ異なります。
脱毛部位の毛質・肌質に合う医療レーザー脱毛機を使って施術を受けることで、効率良く医療脱毛を進めることが可能です。
医療レーザー脱毛機の脱毛方法には、熱破壊式と蓄熱式の2種類があります。
脱毛方法ごとの得意な毛質・肌質を簡単にまとめました。
【熱破壊式脱毛と蓄熱式脱毛の特徴】
熱破壊式脱毛 | 蓄熱式脱毛 |
---|---|
太く濃い毛が得意 日焼け肌に照射不可 痛みを感じやすい | 産毛・剛毛に対応 日焼け肌にも照射可 痛みを感じにくい |
熱破壊式脱毛は黒々とした毛の脱毛が得意で、脇やVIOのような目立つ毛に効果的です。
蓄熱式は色の薄い毛にも対応しており、顔や背中など産毛部位によく利用されます。
脱毛方法は違っても、どちらも発毛組織を破壊する永久脱毛が可能です。
このほか、照射する医療レーザーの種類などによっても効果の現れ方が異なります。
最近は、2つの脱毛方法を切り替えて使える脱毛機や複数の医療レーザーを搭載している脱毛機も増えてきました。
ほとんどのクリニックでは、部位や毛質・肌質をチェックした上でクリニックのスタッフがふさわしい脱毛機を選んで施術を行います。
どんな脱毛機が自分に向いているのかわからない場合は、複数の脱毛方法・レーザーを使えるクリニックをチェックしてみても良いでしょう。
医療レーザーは、アレキサンドライトレーザー、ダイオードレーザー、ヤグレーザーの3種類があり、それぞれ異なる特性を持っています。
レーザーの種類 (波長の長さ) | 向いている毛質・肌質 | 効果的な部位 |
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アレキサンドライトレーザー (755nm) | 濃い毛:◎ 産毛 :× 日焼け・色黒:× | すね、腕、ワキなど |
ダイオードレーザー (800nm) | 濃い毛:〇 産毛 :◎ 日焼け・色黒:〇 | 顔、背中、うなじ、ワキ、すねなど幅広い毛質・肌質に対応 |
ヤグレーザー (1,064nm) | 濃い毛:◎ 産毛 :△ 日焼け・色黒:〇 | VIO、ワキなど |
医療レーザーは毛質や肌質の向き不向きがあり、効果が感じられない場合、レーザーの種類があっていない可能性も考えられます。脱毛機は1つの機種で複数のレーザーを同時照射できるものや、レーザーの切替が行えるものもあります。
脱毛回数は6回を基準に!
医療脱毛で脱毛の効果に満足いくまで脱毛した場合にかかった回数は6回程度でした。
脱毛の回数は個人差があり、脱毛する部位や目指すゴールによっても異なってきます。
自分では回数が決められないという時も、クリニックの無料カウンセリングで相談することができるので気軽に利用してみましょう。